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エゴエゴした詩

キミドリ色の
合成芝生の上にいっぱい寝転んで、
映像作家がウソをつく時の色に
包まれた。

ひたすらに、
瞬間瞬間が胸の中に広がっては
通り過ぎて行った。

舞台『キミドリ』の稽古の日々、
本番が終わり、

あるのかないのか知らない
『自分』に戻るまでの
心の動きが、むず痒く、
寂しいのか嬉しいのかもわからず、

毎日つくられ、噴火されていたマグマ、
それを急には中々止められず、
知り合いご夫婦の富士山のふもとのお家で、
ただダラダラ寝転び、
鳥やリスをながめさせていただいた。

今放送中の『熱海の捜査官』の撮影も終わり、
舞台も終わり、次の作品までは自由なもんで、
髪型が、なにともない髪型のまま。。。

さて、明日から、何考えて、何しよう。
だれでもない間の髪型、どうしようかな。

だれの手をにぎるかな。。。

あなたは待っていてくれるかな。

もし、他の誰かに私がなったなら、
それでも、待って、
手をにぎってくれるかな。

あなたは、いずれ、私ではない違う「誰か」に行くのかな。。。

長い髪は、もうない。
伸ばす髪はある。

切った髪をあげる。

それは、変わらぬ私。

どこにも行かない私。

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