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一年に一度の夜だから

焼き鳥をもふもふしながら、
焼酎すすっていたら、
0時を過ぎて、
「あれ? そうだ、誕生日だって、わたし」
「あ、でもあれ時計くるってますよ」
「あ、じゃぁ、もうなってた。。。 30に。。。」
ずずず。。。
「あぁ、焼酎うまい あぁ、ぎんなんもう一本」
「はい」
「そうですか~じゃ、これ」
と、記念に一升もらい。。。

ふらふら一升瓶抱えて家路につく。
いい誕生日の迎え方ではないですか。

なんだかんだありますが、
ふらふらとでも、
さのよいよいとでも、
時間はすすんでいるようで、
あぁ、思う所あるとしたら、
なにか、ありがたくて。。。

うんうんと、夜空にむかって頷くあたりは、
酔っ払いなのです。
れっきとした。
それでも、
二度と会えないはずの
あの人や、あの人やこの人と、
一緒に飲めた気がするのは、
こんな夜なのです。

だから、隣の席は空けて飲むのです。

次から次に、彼らの居る場所から
会いに来てもらい、一緒に杯かたむけて、
冥途の話しを聞かせてもらう。

そんな素敵な夜なのです。

ありがとうございます。。。

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