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妄想ラプソディー

形跡なんて、なぜ残すのだろう。
彼女が、
そこに居た、それが感じられてしまう、
その形跡。

形跡などなくなってしまえば、
すべては、
イマジネーションのかなた。

フィルムに焼き付け、
部屋に残すぬぎっぱなしの靴下。

かすかな、自分ではない、その臭い。

彼女はたしかにそこに居た。
彼女は、僕の腕の中で、
眠ったんだ。
悲しそうな顔をしながら、
たしかに、この腕の中で、

・・・・。

ほんとかぁ

本当にかぁ。。。

すべて、君の頭の中だけだったんじゃないのか

形跡など、
どんどん どんどん
なくなって、
まるで、なにも、

なかったよう。

・・・・。

それでも、

僕は、
君が、
恋しい。

君が、
たとえ、
存在していたことがなくても、
僕は、君が恋しい。

君が、本当に存在したとしたら、
君が、僕から去っていったのだとしたら、
僕は、さようならと言えたのだろうか。
言ったのだろうか。
ちゃんと。。。

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