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カクンときたら

歩けやしない
座れも
立ち上がれもしない

一昨日の晩、まっすぐ前をみて、
何気なく過ごしていただけなのに、
ガクンと衝撃。

振り返ると、タクシー。
近づくと
「え?ぶつかりました?」
とな。。。

それはないよぉ。
見ると、後部座席には
お若いカップル。
「とりあえずお客さん乗せてるんで」
「とりあえずお客さん乗せてるんで」
を繰り返す。
「あ、そうですか、じゃぁどうぞ」
と、あわよくばなるかなぁ?
なんて思ったんだろうか。

お客さん降ろす。
二人はお洒落をしているね。
とっても綺麗よ。

「あのぉ、当たりましたよね?」
と、証言もらおうと、
その二人のゴージャスな夜に似つかわしくない質問。
女の子は、
「寝てたんですけど、なんかガスッて・・・」
男の子は、
「うん、衝撃で起きたね」

振り返ると、運転手さんは、
きょろきょろ。

なんだろなぁ、
なんか、こう、色々あるのかもしれない、
ないのかもしれないけど、
「え、当たりました?」
って開口一番が、あれだったんかなぁ?

「え、寝てたんですか?」
「いやいやそんなことは」
「じゃ、知らないふりしたんですか?」
「そんな!いや、もう・・・。」

お名刺をいただきました。
一応ね。。。

でも、まぁ、無事だったんで、
なんもなかったんで、
なんもなかったように、
次の日をすごし、
晩、渋谷、JRと、田園都市線の乗り換え、
雨が控えめに降っていた。

人がとぉっても多い。なぁ。
と、思いながら、
乗り換え階段登る人やら、
下りる人の中、ゆっくりゆっくり、
一歩一歩足を下ろす。

と、後ろから凄い衝撃。
ふんばろうにも、足元をすくわれているので、
落下しかない。
振り返ると、後ろには、
あいたたたぁ~という顔しながら崩れた女性が・・・。

どうも、足をすべらせた当人は、
かすり傷。
大丈夫ですか、
と、声かけてくれた、
通りすがりの女性は、
無傷(当たり前)
巻き込まれた人物1名。
私。
痛みと衝撃で、
どんどん人が来るが、
全く動けない。

「担架」という一言に、
必死で「いいですいいです」と、
なんとか、手すりにしがみつき立ち上がる。

病院。医務室。駅員さん。
などなど、色んな選択肢の単語を
発してくれる、通りすがりの女性。無傷。
やっばぁ~という顔のまま
「大丈夫ですか」という足滑らせ本人。
ふくらはぎ、すりむき。

私、その二人に、
いいですと言って独りたたずむ事
10分。

今朝、病院行きました。
レントゲンで、骨を褒められ、
なんだか、
妙な気分になりつつ、
嫌な気はせず、
骨折もなく、
しかしながら痛みは一ヶ月から、
長いと二ヶ月は続くとな。

しかし、
何かが、起こってしまうと、
その直前の行為や判断を
つい考えてしまう。

あの明確に覚えている判断を
何度も考えてしまった。

JRと、田園都市線の乗り換えは、
必ず、絶対、必ず、いつも、
下りる時には、大きい方の階段を使うんです。
上がる時には、小さい方なのです。

決め事ではなく、
ただなんとなく、
いつもそうだったんです。

それが、昨日は、
フト、その大きな階段を遠くに見た。
その見た絵すらも、
はっきりと覚えてる。
控えめな雨も、
行き交う人も、
胸に下げたデジタルカメラが少々気になり、
手前に小さな階段が目に入る。

そうだ、いつも上がりでこの階段使ってるけど、
ここからも行けるんだった。
と、はっきりと思った。
そして、初めて、
下りとして、
その階段をつかった。

そしたら、これだもんなぁ。

私、もう二度と、
人に膝カックンしません。

ayako.neko.jpg

だから、二度あることは、なんとやら、
なんて、どうか言わないで。。。