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マダムと鳥と奇人と犬と殺人と猫と私と

昨晩、十五の夜よりの友人が
大きなお腹を抱えて家へやって来た。
お腹の子は後一週間で産まれる予定との事。
食卓を囲みながら、
彼女の引越し先の話になると、
彼女は東京産まれ、東京育ちなのに、
「あの、23区で言うと・・・あれ、
東京って23区でいいんだよね」
というので、試しに「24」と言うと、
恥ずかしそうに笑って
「あ、そうか24区で・・・」と話を続けた。
心配だ。
「浦安で・・」と言うので
「浦安は千葉だよ」と私。
「でも、東京ってよく言われるじゃん」
「それは、東京ネズミーランドだけだよ」
「えぇ~そう?」
と、その真実を信じない。
心配だ。
一緒に住んでいた時から、
色々心配だったが、
まぁ、お互い様と言えば
お互い様だった。
しかし、母親かぁ・・・。

そんな訳で、彼女が去った後に、
黒い犬が家に残された。
鳥も二羽居る。
縁側には、ストーカーと化した
猫も居る。
全員、私のではない。

今朝、いくつもの原稿の事を
しっかりと考えつつ、
『マダムと奇人と殺人と』を観る。
主人公が、腹筋善之助氏にそっくりで、
腹筋さんフランス語上手いなぁと、
不思議な気持ちになる。
その私の膝元で、寝る犬。
横と後ろで別々の歌を歌う鳥。
斜め前のガラスには、恨めしそうな
顔で張り付く猫。
画面には、マダムと奇人と殺人が・・・。
もう、どれが誰で何がどうしたものか、
黒い奇人か、ストーカーのマダムか、
殺人な私?

ま、そうこうした出会いで、新たな共存が生まれるのだなぁ。
今日もどこかで、新たな共存と、そのまた共存と、
いつかどっかで、別れがいっぱい、いっぱい、いっぱい。